2026-07-21
小児顔面裂傷、応急処置と縫合法
小児の顔面裂傷に対する効果的な対処法と縫合のヒントを共有します。特に5歳前後の言葉を理解し始める子供たちへのアプローチに焦点を当て、応急処置、心理的安定化、全身麻酔の必要性、そして傷跡を最小限に抑えるための術後管理について解説します。


こんにちは。
清潭SNU整形外科医院のDr. Jです。
本日は、小児の顔面裂傷に遭遇した際に
効果的に対処する方法と
ヒントを共有したいと思います。
特に、言葉を理解し始める
5歳前後の子供たちを扱う際に
役立つ方法をご紹介します。
1. 小児顔面裂傷の特徴と応急処置

小児の顔面裂傷は
主に4歳未満の男児に多く発生し
額の部位によく見られます。
子供は大人に比べて
頭の比率が大きく活動性が高いため
転倒や衝突事故が
頻繁に発生します。
裂傷が発生したら
迅速な応急処置が必要です。
✅ きれいな水で洗浄
異物が残っていると、感染のリスクが高まり
すぐに縫合が難しい場合があるため
きれいな水で洗浄する必要があります。
✅ 止血
清潔なガーゼやタオルで
傷口を押さえて止血してください。
✅ 保護維持
傷口が乾かないようにバンドエイドで覆い
二次感染を予防する必要があります。
2. 言葉を理解する子供たちの縫合TIP

5歳前後の子供たちは「縫う」という言葉を聞くと
針と糸を連想して恐怖を感じます。
保護者の方も事前に怖がらせる必要はありません。
このような場合には、施術のために
子供の心理を安定させる
技術が重要です。
✅ 薬を塗る過程と偽装
「薬を何回か塗ったら家に帰るよ」
と説明して子供を安心させます。
✅ 痛み誘発の最小化
消毒薬を1~2回塗った後、子供が
「痛い」と言ったら麻酔注射を
迅速に行います。
この時、「少しチクっとするよ」と
事前に説明して恐怖感を減らします。
✅ 注意分散
注射された麻酔薬によって実際には痛みは
ほとんどない状態なので
再び薬を塗るというように話しながら
「目を閉じていると薬が入らないよ」
と言って慎重に縫合を進めます。
同時に、施術中に時々
「これで薬を何回塗ったよ」というように
オリエンテーションを提供し
子供が進行状況を認識できるようにします。
この方法を使用すると
10人中9人は痛みをほとんど感じず、
縫合過程をよく耐えられます。
3. 全身麻酔が必要な場合
すべての裂傷が局所麻酔で
処理できるわけではありません。
以下の場合は
全身麻酔を考慮する必要があります。
1) 言葉を理解できない幼い年齢の子供の場合2) 汚染がひどい傷や広範囲な傷がある場合3) 気道付近(鼻、口内、舌)に傷がある場合4) 傷内部の探索が必要な複雑な場合
特に
気道確保が難しい小児患者では
全身麻酔が必要となる場合があります。
4. 縫合後の管理: 傷跡の最小化

縫合が終わった後も適切な管理は
傷跡の形成に重要な影響を与えます。
✅ 抜糸
顔の部位は5~7日以内に
抜糸する必要があります。
✅ ステリーストリップの使用
抜糸後2週間から2ヶ月間
ステリーストリップ(皮膚縫合テープ)を使用して
傷口が開くのを防ぐ必要があります。
✅ 紫外線遮断
傷跡の部位は紫外線に
露出しないようにする必要があります。
紫外線遮断剤と物理的遮断
(前髪で隠すなど)を活用すると
色素沈着を減らすことができます。
5. 小児顔面裂傷、予防が最善!

室内で小児の顔面裂傷が頻繁に発生するため、
家庭内での安全管理が必要です。
✔️ 家具の角に
保護カバーを設置します。
✔️ 子供が走り回る空間に
安全マットを敷きます。
✔️ 保護者の監督が必要です。
小児の顔面裂傷に遭遇した際は
子供の心理的状態を考慮した
アプローチが必要です。
言葉を理解する子供たちには
鎮静を活用した方法が良く
複雑な場合には全身麻酔を通じて
縫合処理を行う必要があります。

大切なお子様たちの未来のために
何よりも予防が重要であり
もし事故が発生した場合には、
形成外科専門医の適切な処置が
その後の傷跡回復過程に
役立つことができます。
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