2026-07-21
30~40代で「たるみ」だと思っていたら「ボリューム不足」だったとしたら?
30~40代で顔のたるみが気になる方へ。実は「たるみ」ではなく「ボリューム不足」が原因かもしれません。リフティングだけでは逆効果になることも。ボリューム補充と肌の弾力回復で自然な若返りを。専門医との相談が重要です。

30~40代で「たるみ」だと思っていたら「ボリューム不足」だったとしたら?

こんにちは。
清潭SNU整形外科医院のDr. Jです。
30~40代の方々の中でも特に
顔の肉が少ない方々が
「顔がたるんだ」と訴え、
リフティング施術を求めて来院される
ケースが多く見られます。
しかし、詳しく見てみると、
その原因が60代以上に見られる
筋膜層(SMAS)の構造的なたるみとは
全く異なる場合がほとんどです。

皆さんの「たるんだ」という感覚が、実は
「頬部脂肪パッドのボリューム減少」と
「皮膚弾力の低下」によって引き起こされた
光学的な現象である可能性があることを
ご存知でしたか?
安易にリフティングを選択しないでください。
一つや二つの施術だけに集中しすぎると、
かえって顔のボリュームがさらに失われる
逆効果が発生する可能性があります。
本当の問題は「たるみ」ではなく「ボリューム不足」
30~40代の初期老化の主な特徴は
脂肪ボリュームの変化と
皮膚弾力の減少にあります。
🔎 主な症状
1) 頬のこけ
2) ほうれい線脂肪パッドが比較的目立つ
3) 全体的に疲れて見える印象
これはまるで枕を抜いた枕カバーのように、
支えるボリュームが失われることで
表面を覆う皮膚と脂肪が
たるんで見える現象です。
真の意味での「たるみ」ではなく、
「ボリュームの再配置」が必要な状態なのです。
30~40代の老化 vs 60代以上の老化の違い

このような時におすすめの非手術的解決策として
リフティングよりも不足したボリュームを補い、
皮膚の弾力を最大限に回復させることが
より自然な改善効果をもたらします。
✨ ボリュームを補う方法
✅ フィラー施術
ヒアルロン酸成分のフィラーは
目の下、ほうれい線、顎など、くぼんだ部位に
即座にボリューム感を与えます。
上顎骨(頬の横、鼻の下)の陥没した部位と
頬骨脂肪パッドの位置にフィラーを注入すると
ほうれい線脂肪パッドの輪郭を隠す
効果を得ることができます。

✅ バイオスティミュレーター
PLLA(ポリ-L-乳酸)、
CaHA(ハイドロキシアパタイト)、
DHC(二重ヒアルロン酸複合体)
成分の製剤は皮膚内で
コラーゲン生成を促進します。
ジュベルックボリューム、ラディエッセ、ヒロウェーブなどが
これに該当し、自然で持続力のある
ボリューム回復(通常1~2年以上)が可能です。
効果が徐々に(1~3ヶ月)現れるため
人工的ではない変化を
望む方々に適しています。
✨ 皮膚の弾力を回復させる方法
✅ サーマクール
高周波レーザーを利用したサーマクール施術は
皮膚の深部に熱を加え
コラーゲン生成を誘導します。
たるんだ皮膚に弾力を取り戻し
自然なリフティング効果を
期待できます。

✅ 水光注射
ヒアルロン酸成分を
皮膚の真皮層に注入し、皮膚を
しっとりと艶やかにします。
水分に満ちた皮膚はそれ自体で
弾力があるように見える効果を与えます。
「ボリューム再配置」でほうれい線脂肪パッドを隠す

目立つほうれい線脂肪パッドは
上下からボリュームを補い
中間に挟まれた輪郭を隠す
戦略が効果的です。
✔️ 上部補充
頬骨脂肪パッドをフィラーで満たし
中央部のボリュームを高めます。
✔️ 下部補充
こけた頬にフィラーまたは
バイオスティミュレーターを利用して
下部の支持を作り出します。
✔️ 弾力増進
サーマクールと水光注射で
全体的な皮膚の緊張度を高め、
ボリュームが固定できる
丈夫な器を準備します。
このような総合的なアプローチを通じて
ほうれい線脂肪パッドは自然に
輪郭の間に収まり、
顔全体の寂しさや
疲労感が改善されます。
注意すべき施術アプローチ
📍 単純なリフティング施術の落とし穴
ウルセラのようなリフティング施術だけを
安易に選択することは、かえって
状況を悪化させる可能性があります。
すでにボリュームが不足している顔に
リフティングエネルギーだけを加えると、
かえって残っている脂肪細胞と
組織が萎縮してボリュームがさらに失われる
逆効果が発生する可能性があります。
これはまるでシワになった服にアイロンだけを
押し続けるのと同じです。
かえって生地が損傷するように、
皮膚組織も損傷する可能性があります。

📍 部分的なフィラー施術の危険性
ほうれい線部位にのみ選択的に
ボリュームを補うフィラー施術は
思ったよりも危険な場合があります。
これはほうれい線脂肪パッドのボリュームをさらに
際立たせる効果を生み出し、
かえってシワをより深く、はっきりと
させてしまう可能性があります。
まるで谷間に土を積むと
かえって谷の深さがより
際立つようなものです。
📍 糸リフティングの限界
糸リフティングは名前だけ「リフティング」であるだけで、
ほとんどが筋膜固定効果が大きく
実際の組織移動はわずかです。
30~40代の
ボリューム不足問題を解決するには
根本的な解決策とはなりにくいです。
かえって施術後の満足度が低く
不必要な施術費用と時間を
浪費するケースが多く見られます。
結論:専門医との十分な相談を
30~40代の初期老化は
単純な「たるみ」ではない複合的な問題です。
脂肪ボリュームの減少、骨構造の陥没、
軟部組織のたるみ、皮膚弾力の低下など
様々な要素が絡み合っています。
したがって、一つや二つの施術だけに囚われ
顔全体の構造と
老化パターンを見過ごしてはなりません。

最も賢明な方法は
整形外科専門医との正確な
診断を通じて、皆さんの顔の老化が
どのようなタイプに属するのか、
どのような解決策が適切なのかを
総合的に判断してもらうことです。
ボリューム再配置のための
フィラー/バイオスティミュレーター、
皮膚弾力回復のための
サーマクール/水光注射など
様々な非手術的方法を
バランス良く組み合わせることが
自然で満足のいく結果を
得る近道です。
私は整形外科専門医として、
単に施術を勧めるのではなく
患者さんの悩みを正確に分析し
それぞれに合ったオーダーメイドのソリューションを
提示することが重要だと考えています。
ボリューム不足と弾力低下でお悩みの方々、
30~40代の方々は、周りで聞く
人気のある施術名に惑わされるよりも
必ず専門医との相談を通じて
ご自身に本当に必要なものが
何であるかを把握されることを
心からお勧めいたします。
※ 本記事は整形外科専門医の
医学的知識に基づいて作成されていますが、
個人によって状況と結果は異なる場合があります。
正確な診断と相談のためには
病院へのご来院をお勧めします。
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